SSブログ

Jリーグ第7節 横浜FM戦 自滅から術中に嵌った成れの果て [soccer]

鹿島0-3横浜

負けた時にこそ色々と書くべきだと思う。悪かった点が良く見えるし、何故負けたのかを考える事で次戦へ活かせる。

でも今回の試合はどうしようもない感じ。

何故ああもアッサリと先制点を与えてしまうのか。
何故その後の打開策を見出せないのか。
2トップが全く連動していなかった前半。相手ブロックの前でしかボールを動かせなかった後半。

http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00117760.html
Q:コンパクトなチーム守備みたいなものを意識していたと思うのですが、そのブロックがかなり低かった。それは早く先制点が入ったためなのか、それともあのような守備するのを意図していたのか、教えて下さい。
「あれは狙いです。よくアントラーズはバックラインに放り込んでそこで起点をつくっていますから、そのスペースをなくすためです。その分、前の選手が動く距離もちょっと大変ですけど本当によくやってくれたな、と。その辺もボランチのところをトップの選手が見る、と。それも狙いどおりできたんじゃないかと思いますね」


上記の様に、木村監督はDFラインを下げて、ライン裏のスペースを消した事は狙いだったと言った。

そう言うチームには「前に出て来ざるを得ない状況」即ち、「先制点を奪って焦らす」必要があった。

が、逆に鹿島がやりたい事をまんまと横浜にやられてしまったという。

そもそも、一番の問題が先制点のシーン。

横浜GK飯倉選手のキックが流れて来て、アレックスが軽いプレイで青木に繋ごうとしたボールが緩くなって、小椋選手に奪われた所から始まった。

DFラインは揃ってたけども、「よしマイボール」と全員が切り替えに入った瞬間だったから、最悪のタイミングだった。

ここまで、新加入選手の中では、アレックスは比較的良いプレイをしていた。まずまずゲームにも馴染んで入っていたので、うまく機能してるんだと思っていたが、やはりああいう甘い部分、軽率なプレイが出る部分は、未だ激しさが足りないというか、アントラーズの選手らしくないプレイだった。

慌てて小椋選手にアレックスが詰めて脚をかけて倒すも、こぼれたボールが渡辺選手に渡ってさらに流れたボールが小椋選手に戻って、シュート→中田の脚に当ってコースが変わり絶妙な場所にゴール、と。

このゴールでこの日の試合は終った。

後は鹿島に為す術は無かったし、セットプレイとカウンターからさらに2点奪われて3失点と。

情けないったら無いね。
久々に「どうしようもない試合」だった。

ちょっと次戦も不安だなぁ。こんな情けない試合しかできないとはね。

で、余談。

今節、ACLに参加しているチームが結構大敗した。唯一C大阪のみ0-0の引き分けだった。まあC大阪は中位以上が常連ではない山形が相手だったので引き分けだったとも考えられなくもないけども。
それにしても、G大阪が広島に4-1、名古屋が浦和に3-0で破れた。

「今季は震災による中断期間があったから、ACLに参加してるチームが優位だ」なんて書いてた某後藤さんみたいな人がいたけども、どうやらそれは違ったみたいね。
どのチームもACLの疲労が相当あったのか、動きが良くなかった様に感じた。どうも精神的な疲労があったって感じかな。

http://www.jsports.co.jp/press/column/article/N2011042215575202.html
今シーズンに限って、ACLは大きなアドバンテージ

 

ま、それでも鹿島以外は全チームアウェイでの試合だけどね。
鹿島は震災でホームスタジアムが使えなかったとはいえ、ホーム扱いの国立でボロ負けだからなぁ。ちょっとオイラの気持ちを立て直すのに時間が必要カモ;;


【個人的な総括】

・アレックスの軽いプレイ
本文にも書いたが、兎に角「やってはいけないプレイの手本」の様なプレイだった。
相手GKからのキックが流れてきたボールをアウトサイド?アウトステップ?で、ダイレクトで青木に戻そうとした。
あそこはペナルティエリアのすぐ横だったので、一度納めて、落ち着けてから丁寧にパスを繋ぐか、相手FWが詰めて来たならば大きくクリアするか、サイドに逃れるかすべきだった。
まだ試合が始まったばかりで、嘗めてたのか、「まだそこまで来ないだろ」的な思惑が透けて見えて、物凄くイラッと来た。何故あんなプレイを選択できるのかオイラには分かりません。
立ち上がり10分などは、特に丁寧にプレイすべきでしょう。言い方は悪いが、ああいう部分が昨季J2でプレイしていた弊害なのかなぁ、と。
まあ、次も繰り返す様ならば、このブログではネガキャン対象になりそうですw


・2失点目
何度か書いているが、岩政はあまりキックの精度が無い。パスもそこまでうまくない。まあ、それは仕方無い。潰し屋のCBとしては、ハイボールに競り勝ったり、ゴール前で相手のクロスを叩き返したりしているしね。
でも、だからといって中途半端なキックをして良い訳ではない。
後半28分頃に、裏に抜けられそうになったボールに先に追いつき、サイドラインに蹴り出そうとクリアしたボールにカーブがかかってコーナーになった。結果、そのコーナーから2失点目となる訳だけど、あそこもしっかりと明確にサイドに蹴り出しておけば問題なかった様に思う。
また、そのコーナーキック自体も、最初にボールが入った金選手の所には選手が詰めていたが、こぼれた先の栗原選手には誰も詰めに行ってない。中田がすぐ横にいたが、反応しきれずフリーで打たれてる。
ああいう展開で2失点目は致命傷なんだから、もうちょっと何とかできなかったかなぁ。
鹿島がセットプレイで良く得点取る事は周知の事実だが、実はセットプレイの守備も巧いハズなんだよね。昨季までは相手のセットプレイからのカウンターで何度も得点したし、得点まで行かなくても決定的なシーンを何度も作ってた。
でも今季はACLも含め、ここまでそういうシーンが殆ど無いのが気になる。
一体何が起こってるんだろうね。ともかく、何だかおかしな守備がここの所多い。


・止まってパスを待つ選手達
昨季、チームが停滞して勝てない状況が続いた時もこうだったが、この日は特に酷かった。中盤から前の選手が皆DFを背負って、止まってパスを待ってる事が多かった。
横浜の守備ブロックの手前ではそこそこボールを繋げてたけど、結局繋がるパスは横か後ろへのパスで、それは横浜も「あえて無視」してたし。
「鹿島のサイドバックの二人にボールを持たせても問題なくて、ボランチに入ったところからFWのプレスの位置を低くして対応するようにしました。」と、試合後に小椋選手も言ってたしね。
まあ、鹿島がどこでボールを持って、どこから良いボールが出てくるかを研究し、徹底的にそこを押さえに来たと。特に「サイドバックの二人にボールを持たせても問題なくて」の部分は非常に重要だと思う。要は、今それだけサイドバックから質の良いクロスが入って無いって事でしょ。新井場にしろアレックスにしろ、何とかしなきゃねぇ。
彼らが活きて来ないと、中盤も活きて来ない。すべては相乗効果だから。せめて「サイドからのクロスが怖いので」位は言わせる様になって欲しい。
で、この日はフェリペ・ガブリエルが故障で、遠藤が先発したんだけど、それも要因だったかもなぁ。前のエントリーで書いたが、良きにつけ悪きにつけ、フェリペは動き回る、それで、中盤に動きが多少出る事もあるんだけど、この日の遠藤にはそういう部分があまり見えなかった。ポジションチェンジして右サイドに行ったりもしてたけど、結局はそこから大きく動く訳でもない。どうも攻撃が単調だったよな、と。まあ、それも横浜の術中に嵌められたせいなんだけども。


・シュート数13-4で0-3
この日は横浜がガッツリ引いて来た事もあって、シュート数だと鹿島が13本。それに対して横浜は4本。
シュート4本で3点取られるのって異常ではなかろうかw
まあ、最後の1点は野沢のオウンゴールだから、カウントしないとしても、シュート成功率5割だってw
ここまで相手を押し込んで、シュートを打たせない事もできてたのに、それでも3失点してしまっては、そりゃあ勝てないなぁ。
ちょっと、守備の仕方をもう一度見直した方が良いんじゃないのかな。
小笠原も青木も新井場もアレックスも前がかりになって、岩政と中田の前に誰もいない事が何度もあったしね。
まあ、負けてたので仕方無いかもしれないけど、そこでさらにバランスを取って、ジックリ行ける様じゃないとなぁ。


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。