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「ホットロード」鑑賞 [cinema]

私は元々原作ファンでないです。と、言うよりちゃんと読んだ事すらなかったです。大ヒットしてた年代と世代的に近いので、存在は知っていたし、当時の知り合いに猛烈に薦められてザッと流し見た事はあります。でも、当時の私には「男が少女マンガを読む」と言う事に酷く偏見がありましてw
それと少年マンガには絶対にありえない「コマ枠をブチ抜いての描写」や「誰がしゃべてるのか良く分からない吹き出しになってないセリフ」に違和感があって、結局読まなかった。
余談ながら、そう言ったくだらない偏見は後にあっと言う間に駆逐されますw

実写映画化されるとなった際に、原作ファンがザワついたのは目の当りにしてましたし、そこから始まった「実写化」への懐疑的な意見、「絶対に誰がやっても納得できない」との意見も聞いてきました。

でもって、あえて原作読まないで見に行こうかと思ったのですが、知人が「是非原作読んでから見て欲しい」と力説されまして、読みました。全4巻。

結果、なるほど、話題になるの分かるなぁ、と言う原作。
とても繊細な中学~高校位の独特な世界観が鮮やかに描かれてて、読み終わった後でとてもホッコリした。

で、そう言う前提の元に見に行って来ました。

案の定と言うか何と言うか、映画館はガラガラ。(鑑賞後ですが)各方面のレビューでも原作ファンからは否定的な意見が多数。

当然だと思う。
やっぱり原作はマンガであって「絵」だから、読者それぞれの中に「自分の中の和希」が居る「自分の中の春山」が居る。
結局原作モノは誰がやったって批判が出るモンだろう。

だから、むしろ「イメージと違う」とか言うよりも「役としてそこに溶け込めてるか」が重要だと思うんだよね。

そう言う意味で、最初は確かにキツかった。

能年玲奈のナレーション読みとか、乱暴な言葉使いとか、似合わな過ぎて浮いてる感が抜けなくて。登坂君の素人っぽい演技も。

でも物語が進むにつれてその辺りは特に気にならなくなったかなぁ。

佳境に入る頃にはすっかり「そういう物」として受け入れられてたし。
「表情の変化」「目の変化」と言う部分では能年玲奈凄かったし。

ただ、個人的に描いて欲しかった部分は「俺はアイツを愛してるって言っておいて」って、アレをごっそり抜いたのと、キスシーンがカット割りで「なんちゃってキスシーン」なのが物凄く残念だった。

相変わらず木村佳乃の危うい美しさは見事だった。
でも、「あげないわよ!」のシーンは原作だともうちょっとブチ切れた感じじゃなかったかな。
まあ、それなりです。

あとはエンディングの尾崎豊「OH MY LITTLE GIRL」がもう・・・秀逸過ぎて。
この物語の為に作ったのか?って位、世界観にマッチしてるし、相変わらずの名曲。そしてバックに流れるエピローグ。

酷評される程の物じゃないと思うんだよね。

正直・・・先日見た「STAND BY ME ドラえもん」より全然泣きそうになりました。

何度も危なかったです。最初は違和感あった各キャストも何となく気にならなくなったし。


で、それ以外で気になった点は以下。


・メット無しの暴走は許可されたのに喫煙シーンはなし
・アンパン吸う描写はなし(当然かw)
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