SSブログ

Jリーグ第30節 神戸戦 ナビスコカップ決勝のプレビューも兼ねて [soccer]

鹿島1-1神戸

10/29のナビスコカップ決勝に向けた予行演習みたいな試合。
勝って勢いをつけて決勝に望みたかったけど、しょっぱい試合で引き分けだった。

さらにこの試合は生で観戦できず、外出先でVULKANO FLOW経由での視聴。
どこか無線LAN環境ある所に行きたかったけど、試合開始時のそういった環境に居なかったのでFOMA回線経由で見る事にした。
従って、かなり画質が荒いし、iPod touchの小さな画面なので詳細は良く分からなかった。解説聞いても良かったんだけど、ヘッドフォンを忘れたのでそれも叶わずw

それでも前半のみ全部見たけど、後半は所用で途中までしか見れず。
録画してたので帰ってから見ようと思ったんだけど、間違って先にアフターゲームショウを見てしまったので見る気が起きなかったw
なので後半はダイジェストのみでの観戦。


■何がしたかったのか良く分からなかった前半

田代先発で「放り込め作戦」が発動する事は良くある。この試合でも前半はそういう流れになっていた。
と言うより、神戸のプレスがキツかった。鹿島ディフェンスラインまでキッチリ4人でプレスをかけて来てた。落ち着いてボランチなりSHなりにつなげればよかったんだけど、そこも同数でプレスかかっていて不安だったのか、CBの2人は兎に角蹴ってしまう場面が多かった。
こういう時は中盤も動いてスペースを作って・勇気を持ってパスを繋ぐか、SHとSBがポジションチェンジしてみたり色々やってみれば良いのに、前半は動けてなかった。
この日のCBは2人とも元ボランチの選手なんだからもうちょっとボールを繋げるハズなのに、何故か蹴っちゃってたよね。悲しい。

しかも、ここ数戦の鹿島は「引いてブロックを形成して守る」って手法だったから、前線2枚とそれ以外のラインがちょっと離れていて、折角田代がロングボールに競ってもこぼれ球を拾える位置にあまり選手が居なかった。
大迫がもうちょっと競れれば良いんだろうけど、田代も狙って落とせる程競り勝てて無かったから仕方無いと言えば仕方無い。本来ならセカンドボールを競り合う位置にもっと鹿島の選手が入って来て勝負すべき問題だしね。

で、結果セカンドボールは殆ど神戸に拾われてしまう。しかもロングボールを蹴るタイミングでMFラインが少し押し上げてるから、ボランチとCBの間が空いてしまっていて、そこにプレスで4人入り込んでいる神戸の選手が効果的にボールを捌けていた。

失点はしなかったけど「鹿島はどうも巧く行かないよね」って前半だったと思う。
でもそれに対する工夫が見れなかったし、結局「守ってればOK」なのか「ロングボール1発で通ればラッキー」って意図だったと誤解してしまう程、意味の分からない前半だった。


■動く小笠原と意図を汲んだ増田

先述した通り、後半はダイジェストでしかみてない。

それでも鹿島のボール回しが前半に比べて格段に良くなったのは見て取れた。
その理由はどこかな?と見た所、小笠原がCBラインまで下がってボールを受けて捌く作業をしていた。最初は中田と青木の間。その後は新井場の位置に入って、新井場を押し上げつつボールを捌いてた。

これが非常に効果的に機能し、神戸のプレスに混乱を与えつつ自分達のリズムを作れる様になって行く。前半はポジション取りに戸惑いが見え隠れした柴崎も思い切った攻め上がりだったりで良さが出て来る。

ただ好事魔多し。

全員が前がかりになった瞬間にパスミスからカウンターを受けてあっさりと失点。
この場面では人数が足りてなかったし、多分右サイドに開いたポポ選手が見えてなかった気がする。

で、オリヴェイラ監督が動いて小笠原→増田。

正直この試合での小笠原は自ら局面を打開するキーになってたし、全体を巧く動かしていた気がしたから
「替えるなら柴崎か遠藤かだと思ったんだけど、小笠原かぁ」
とか思ったけど、交代した増田が小笠原のプレイを良く見ていた様で、その意図を汲んだプレイができていた。ここ数戦先発を外されている鬱憤を晴らす意味もあるだろうけど、元々彼の良さでもある豊富な運動量でさらに動きを作ってたし、小笠原より好パフォーマンスだったかもしれない。次は小笠原が先発外されるか?とか思った。

で、良く分からないPK判定で同点においついて、押し気味に展開しながらもそのまま試合終了、と。

PK判定はちょっとラッキーな部分もあったかもね。
人によっては笛吹かない気もする。
でもここ何戦か田代はずっとああやって引っ張られてたから、ここでPK取ってもらえたのは大きいかも。
次戦以降もこういうプレイにはちゃんと笛吹いてくれると助かるなぁ。


■数字上も優勝の可能性が消えACLも風前の灯

この引き分けで勝ち点1しか積み上げられなかった事で、数字上も優勝の可能性が消滅した。
また上位3チームが揃って勝って、3位の名古屋が勝ち点59になった事で、ACL出場圏内にも入れない事が確定してしまった。
幸い?横浜が破れて勝ち点52のままなので、何とか頑張れば4位の可能性はある。
当面はそこが目標だろう。

後は昨年同様天皇杯でACLを掴むしか無い訳で…。

今季はこう言う「勝っておかないと痛いよ」って試合で悉く結果を出せてない。今回はまあ負けなかっただけまだマシと言う感じか。
対照的に優勝争いを繰り広げている上位3チームは全て勝ってる。柏、名古屋は逆転で勝ってる。
こういう部分がちょっとした差だけど大きな差だよな…。

やっぱり今季は「試合を決められるFWの獲得に失敗した」のが大きいよね。
カルロンは言わずもがなだし、緊急補強したタルタも結局大きな印象は残せなかったし、獲得した意味が殆どなかったよね。このまま「慣れさせる」段階で今季が終っちゃうよw
やっぱりこんな事になるから国外から取ってくるんじゃなくて、国内の実績ある選手を取れば良かったのにね。



■これを受けてナビスコ決勝の勝手なプレビュー

鹿島は引き分け。浦和は逆転勝利。

この事実だけを見比べると「勢いで浦和有利」と見えるけど、私の見解は違う。

浦和の選手は前節漸く長いトンネルから抜け出して勝利したけど、その後の選手の表情とか見てると「満足した」風に見えたんだよね。

何かそこで一区切りついちゃったみたいな。

原口選手なんかまるで優勝したかの様に泣きじゃくってたし。

JAGSで浦和OBの福田さんがゲストだった。その福田だんが「喜び過ぎ」って(半笑いで)言ってた位だからね。

個人的な事を言わせてもらうと、あそこはもっと毅然とした表情をしてるべきだったと思うんだよね。
確かに長く勝てない時期が続いて、監督まで解任されてやっと勝ったって言う事実は大きいのかもしれないし、未だ何も勝ち得てないんだよ。
残留が決まった訳でも、何かのタイトルを掴み取った訳でもない。「たかが1勝」に過ぎない。

だから寧ろ憮然とした表情で「これだけでは納得できない」「たかが1勝」「ここから全部勝つのが大切」と、そう言う感じでいた方が良い気がするんだよね。


確かに鹿島もここに来て岩政が離脱してて状態は良い訳じゃないけど、それでもまだ浦和よりは安定感があるし、タイトルに望む心構えができている様な気がするよ。

いづれにせよ全ては10/29の決勝戦で明らかになる。

ナビスコは暫く獲ってないタイトルだから、頑張って獲得して欲しいよ。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。