Ｗ杯アジア３次予選 ウズベキスタン戦 あまりにも・・・ [soccer]
日本0-1ウズベキスタン
※この試合は諸事情により録画した物を試合後数時間経ってから見ました。
何と言うか、先発メンバーのコンディションがビックリする位悪い試合だった。
一応攻めてはいたし、決定機も何度かあったけど、決めきれない内にリズムがおかしくなって、カウンターから失点。終盤は追いつこうとバランスを崩しまくって、守備を放棄してしまった様な試合だった。これがホントに日本代表なの？と思う程。目を覆いたくなる様な試合をやってしまったと言う事実は重いと思うんだけど。
気になった点をいくつか。
■川島のキックは絶望的に精度が無い
以前から気になっていたけど、この日はウズベキスタンのプレスがきつかった事もあって、より川島にバックパスで戻す機会が多く、従って川島がキック（パス）する機会も多かった。なので、余計に精度の無さが目に余った。
まあ、バックパスで敵がGKにまで詰めて来た場面はある程度慌ててしまって、精度の無い、「とりあえずクリア（の為のロングキック）」をするのは分かる。けども、ゴールキックやDFに出すショートパスも含めて、殆どパスがずれる。GKなんてサイドに蹴るのは分かるけど、ほぼ80%以上がラインを割っていたのではないだろうか。中央に蹴った場合も、ほぼ全てを敵に直接渡してしまっているし。
フィンランド戦でキックの精度に定評のある西川が先発だったからなのか、たまたま今回は川島が蹴るシーンが多かったからなのか。兎に角、現代のGKでここまでキックの精度が無いのは絶望的過ぎる。もうちょっと何とかして欲しいなぁ、と。
終盤攻め込まれた場面でファインセーブもあったけど、このキックの精度だったら、西川なり権田なりを使った方が将来の為でもある気がするな。
■ボランチラインに激しいプレスで遠藤は消え長谷部ミスだらけ
所属するヴォルフスブルクでも起用される機会が減っているけど、その影響か、時差ボケか、体調不良か、兎に角この日の長谷部は酷かった。
単純なパスミスを連発し、守備でも奪いきれないシーンが多く、ようやっと重い腰を上げるかの様に奪ってからカウンターで攻めあがる一つ目のパスをミスしてしまって、裏を取られる。
遠藤にかなり厳しくプレスをかけられていて、遠藤自身の調子も悪そうだった事もあり、本来遠藤がやってくれる捌きの仕事まで求められてしまったのは可愛そうでもある。特にこの日はボランチラインに熾烈なプレスが来てたから、コンディション的にもきつかったのかもしれない。それにしても、である。この試合では、長谷部にボールが渡る事で日本のリズムが悪くなってた。後半変えるのもアリだったと思うけど、結局フル出場だしなぁ。どうも疑問です。
所属チームで出番無くてコンディションが悪いのを、代表で試合に使って改善させてあげようとでも思っていたのだろうか。ちょっとこの状態の長谷部を平然と先発フル出場で使ってしまうザックの判断も疑問だった。
遠藤もフィンランド戦に比してかなりコンディションが悪そうだった。全く動けてないし、フォローをサボるシーンも散見された。この試合ではCKのキッカーも勤めてたけど、どうなんだろう。2試合続けて出場するには厳しいコンディションだったのでは。
どうせなら遠藤を使わないと言う選択肢もあったと思うんだけどなぁ。
まあ、それでも遠藤が機能しないと落ち着き所が無くなってしまうと言うこの日のメンバーにも問題があった気がしなくもない。
■藤本を使う利点？
遠藤と共に、フィンランド戦出場した中で引き続き起用された。
でも、藤本を使う利点って一体何なんだろう。
フィンランド戦でも効果的な動きが出来ずに苦労していた様に見えたし、1得点はしたけど、彼から何か決定的なシーンが生まれたとも思えなかった。正直この日先発で出てて、結構ビックリした。
他の選手との絡みもあるだろうけど、確かに名古屋ではかなり効果的な動きもするし、決定的なパスも出せて、自分で強烈なシュートも打てる。フリーキックに精度もある。
でも、代表ではどうなんだろう。
未だ全然コンビネーションを構築できてないし、どうも特定のポジションに固執し過ぎる様なシーンが目立つ。前半は右サイドに張る様なプレイが多く、内田が全く上がれなかった。
事実、後半交代して岡崎が右サイドになった後は内田のオーバーラップが目立つ様になったし。
現状この代表にいるメンバーなのかどうか甚だ疑問。
と言うより、この代表で使い所のある選手なんだろうか。
彼の売りって何で、代表でどう活かそうとしてるのか見えて来ないんだよね。
良い選手なんだけど、どうもなぁ・・・と言う典型的な例。
■乾遊び過ぎ
後半、リードされた場面でザックが切ったカードが乾。藤本に替えて乾を使った。
でも何を思ったか、この試合では軽いプレイばかりだった。
久しぶりに香川と組んでそう言うプレイがしたかったのかもしれないけど、不用意なヒールパスしたり、ダイレクトで無理なパスしたり。兎に角、リードされていて確実に点が欲しい場面で「遊び過ぎ」だった印象。
本人にしたら大真面目でそういうプレイをしたんだろうけど、結果がでなければ遊んでる様にしかみえない。もうちょっと代表でプレイする事の意義を考えて欲しい。
でもまあ、そう言う選手なんだよね、乾って。
諸刃の剣だから使い所が難しい。
疑問なのは、この日の試合で1枚目に切るカードだったかどうか。
確かに上記した様に、藤本があまり効果的でなかったのは確かだけど、それ以上に長谷部がミスしまくってリズムを崩していたので、まず先に長谷部に替えて増田、細貝、中村憲剛あたりを使った方が良かったのでは。
まあ、これは結果論だし、乾起用がハマッて逆転したりする可能性も0じゃないから何とも言えないけどね。
個人的には「一か八かギャンブルする」より「巧く行っていない部分を修正する」と言う交代をした方が良かったと思うんだよね。特に1枚目の交代はね。
で、様子見て、それでも流れが変わらなかったら劇薬（この場合は乾）を投入するとか。
それとスーパーサッカーで小倉さんも言ってたけど、そういう「遊びのプレイ」が防がれる度に、ゴール前で頭を抱えて立ち止まってしまうんだよね。
そんな事やってる暇あったらサッサと戻ってプレスに行くなり、ボールを奪い返すなりして欲しかった。何かちょっと「W杯予選である」と言う意識に欠けてた気がする。
もし次に出場する機会があったら、この日の反省を活かして頑張って欲しい。
■他の選手もコンディションが悪そうだった
香川も何度か「らしいプレイ」は見せてたし、簡単に当り負けしない身体の強さも所々で見せてた。でもやっぱりコンディションが悪そうだった。1タッチが流れて奪われてしまったり、シュートするシーンでは大体潰されてしまっている。
失点シーンでも元を辿ると、香川がゴール前でトラップをミスしてシュートできずに奪われた所から始まってる。もっと良い状態の時は1タッチで理想的な所に置ける選手だと思うんだけどなぁ。期待し過ぎだろうか。
まあそれ以上に周りが悪くて、香川が良い状態の時にパスが入らなかったって事もあるかな。
内田も酷かったなぁ。
ここの所、所属するシャルケでも使われてないから余計に顕著だったんだろうけど、試合終盤はもう動けてなかった。失点シーンで懸命に戻って守備はしていたけどね。
失点シーンで「死ぬ気でブロックすべき」とか「もっと懸命に守備しろ」とか書いてる記事やらブログやらがあったけど、あのシーンを良く見て欲しい。
内田が守備している時点で、2対1の状況になってる。結果シュートを決めた選手に当りに行くのが遅れたけど、もう一人の選手はキチンとケアできてる。正直あの位置で2対1になってる事がそもそもの問題でしょう。長谷部なり遠藤なり吉田なりが居て、2対2で対応しなきゃ。そこがズレたり人数が足りてない時点で、内田だけのせいにするのは無理があるよ。
それでもまあ、確かにコンディションが悪そうだったけどね。
終盤前がかりになって、2バック状態になった時は、カウンターを受けて裏に抜けられても戻る気なかったしね。眺めてただけだった。ああいうのちょっとなぁ。
ハーフナーも酷かった。
Jリーグに居る時もそこまでポストプレイが巧い選手じゃなかったけど、この日はハーフナーの所で全くボールが落ち着かなかった。と言うより1トラップ目を悉くミスしてた。
で、ハーフナーがそんな状態なので、中盤やDFラインから縦パスが入っても前線でタメができず、中盤から押し上げる事ができてなかった。
結局後半に李と交代するけど、終盤パワープレイしてたから、そう言う時にこそハーフナーが必要だったのでは。
途中出場した李はロングボール中心だったり、強引な攻めが多い展開で全く試合に入っていけず、守備でファールするばかりだった。
なので、この試合に関しては、李を先発で使って、終盤パワープレイや強引に攻める際にハーフナーを使うとした方が明らかに良かったと思う。
まあ、理想を言えば、この日勝ちたいなら使うべきだったのは李でもハーフナーでもなく前田だったと思うけどねｗ
■試合後の報道ほか
これを受けてスポニチさんでは「本田1トップ待望論」なんて書いちゃってるけどｗ
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2012/03/02/kiji/K20120302002743830.html
コンバートに支障なし 本田１トップのメリット
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2012/03/02/kiji/K20120302002741130.html
本田１トップ待望論出た！主力選手も得点力不足解消を期待
（「ある主力選手」って誰？ｗ）
もう大爆笑です。
もっと1トップでボールを納められるFWは居る（例えば前田とか）し、この日の流れではFWの起用順が逆だった。前半が李で終盤がハーフナーだったらもっと違った展開になったと思うよ。ザックがハーフナーのポストプレイに過剰期待していたんじゃないかと思われる。
本田を1トップなんかで使っても全然効果的じゃないよｗ
ボールは回せる様になるかもしれないけど、フィニッシュ時ゴール前に誰もいなくなっちゃうしね。脚の速い選手でもないし、裏に抜けるのが得意な訳じゃない。ただ「前線でのボールの収め所として起用する」と考えてるなら1トップじゃなくてトップ下で充分でしょ。
本田が上がり目でキープして、1トップで起用された選手が周囲で巧くボールに絡んだり、裏へ抜け出す動きすれば良い訳で。
この試合後のスカパーの討論番組「プロホガソン」でも「サポーターもマスコミも選手と一緒に成長しなきゃダメ」との論があったけど、全く同意。
特にマスコミが全然成長してないのは問題だと思う。
素人以下の記者が安易な記事を平然と書いて、それを載せて売っちゃってるのが問題だよね。もっとサッカーの本質を見れる記者が増えて欲しい。
※この試合は諸事情により録画した物を試合後数時間経ってから見ました。
何と言うか、先発メンバーのコンディションがビックリする位悪い試合だった。
一応攻めてはいたし、決定機も何度かあったけど、決めきれない内にリズムがおかしくなって、カウンターから失点。終盤は追いつこうとバランスを崩しまくって、守備を放棄してしまった様な試合だった。これがホントに日本代表なの？と思う程。目を覆いたくなる様な試合をやってしまったと言う事実は重いと思うんだけど。
気になった点をいくつか。
■川島のキックは絶望的に精度が無い
以前から気になっていたけど、この日はウズベキスタンのプレスがきつかった事もあって、より川島にバックパスで戻す機会が多く、従って川島がキック（パス）する機会も多かった。なので、余計に精度の無さが目に余った。
まあ、バックパスで敵がGKにまで詰めて来た場面はある程度慌ててしまって、精度の無い、「とりあえずクリア（の為のロングキック）」をするのは分かる。けども、ゴールキックやDFに出すショートパスも含めて、殆どパスがずれる。GKなんてサイドに蹴るのは分かるけど、ほぼ80%以上がラインを割っていたのではないだろうか。中央に蹴った場合も、ほぼ全てを敵に直接渡してしまっているし。
フィンランド戦でキックの精度に定評のある西川が先発だったからなのか、たまたま今回は川島が蹴るシーンが多かったからなのか。兎に角、現代のGKでここまでキックの精度が無いのは絶望的過ぎる。もうちょっと何とかして欲しいなぁ、と。
終盤攻め込まれた場面でファインセーブもあったけど、このキックの精度だったら、西川なり権田なりを使った方が将来の為でもある気がするな。
■ボランチラインに激しいプレスで遠藤は消え長谷部ミスだらけ
所属するヴォルフスブルクでも起用される機会が減っているけど、その影響か、時差ボケか、体調不良か、兎に角この日の長谷部は酷かった。
単純なパスミスを連発し、守備でも奪いきれないシーンが多く、ようやっと重い腰を上げるかの様に奪ってからカウンターで攻めあがる一つ目のパスをミスしてしまって、裏を取られる。
遠藤にかなり厳しくプレスをかけられていて、遠藤自身の調子も悪そうだった事もあり、本来遠藤がやってくれる捌きの仕事まで求められてしまったのは可愛そうでもある。特にこの日はボランチラインに熾烈なプレスが来てたから、コンディション的にもきつかったのかもしれない。それにしても、である。この試合では、長谷部にボールが渡る事で日本のリズムが悪くなってた。後半変えるのもアリだったと思うけど、結局フル出場だしなぁ。どうも疑問です。
所属チームで出番無くてコンディションが悪いのを、代表で試合に使って改善させてあげようとでも思っていたのだろうか。ちょっとこの状態の長谷部を平然と先発フル出場で使ってしまうザックの判断も疑問だった。
遠藤もフィンランド戦に比してかなりコンディションが悪そうだった。全く動けてないし、フォローをサボるシーンも散見された。この試合ではCKのキッカーも勤めてたけど、どうなんだろう。2試合続けて出場するには厳しいコンディションだったのでは。
どうせなら遠藤を使わないと言う選択肢もあったと思うんだけどなぁ。
まあ、それでも遠藤が機能しないと落ち着き所が無くなってしまうと言うこの日のメンバーにも問題があった気がしなくもない。
■藤本を使う利点？
遠藤と共に、フィンランド戦出場した中で引き続き起用された。
でも、藤本を使う利点って一体何なんだろう。
フィンランド戦でも効果的な動きが出来ずに苦労していた様に見えたし、1得点はしたけど、彼から何か決定的なシーンが生まれたとも思えなかった。正直この日先発で出てて、結構ビックリした。
他の選手との絡みもあるだろうけど、確かに名古屋ではかなり効果的な動きもするし、決定的なパスも出せて、自分で強烈なシュートも打てる。フリーキックに精度もある。
でも、代表ではどうなんだろう。
未だ全然コンビネーションを構築できてないし、どうも特定のポジションに固執し過ぎる様なシーンが目立つ。前半は右サイドに張る様なプレイが多く、内田が全く上がれなかった。
事実、後半交代して岡崎が右サイドになった後は内田のオーバーラップが目立つ様になったし。
現状この代表にいるメンバーなのかどうか甚だ疑問。
と言うより、この代表で使い所のある選手なんだろうか。
彼の売りって何で、代表でどう活かそうとしてるのか見えて来ないんだよね。
良い選手なんだけど、どうもなぁ・・・と言う典型的な例。
■乾遊び過ぎ
後半、リードされた場面でザックが切ったカードが乾。藤本に替えて乾を使った。
でも何を思ったか、この試合では軽いプレイばかりだった。
久しぶりに香川と組んでそう言うプレイがしたかったのかもしれないけど、不用意なヒールパスしたり、ダイレクトで無理なパスしたり。兎に角、リードされていて確実に点が欲しい場面で「遊び過ぎ」だった印象。
本人にしたら大真面目でそういうプレイをしたんだろうけど、結果がでなければ遊んでる様にしかみえない。もうちょっと代表でプレイする事の意義を考えて欲しい。
でもまあ、そう言う選手なんだよね、乾って。
諸刃の剣だから使い所が難しい。
疑問なのは、この日の試合で1枚目に切るカードだったかどうか。
確かに上記した様に、藤本があまり効果的でなかったのは確かだけど、それ以上に長谷部がミスしまくってリズムを崩していたので、まず先に長谷部に替えて増田、細貝、中村憲剛あたりを使った方が良かったのでは。
まあ、これは結果論だし、乾起用がハマッて逆転したりする可能性も0じゃないから何とも言えないけどね。
個人的には「一か八かギャンブルする」より「巧く行っていない部分を修正する」と言う交代をした方が良かったと思うんだよね。特に1枚目の交代はね。
で、様子見て、それでも流れが変わらなかったら劇薬（この場合は乾）を投入するとか。
それとスーパーサッカーで小倉さんも言ってたけど、そういう「遊びのプレイ」が防がれる度に、ゴール前で頭を抱えて立ち止まってしまうんだよね。
そんな事やってる暇あったらサッサと戻ってプレスに行くなり、ボールを奪い返すなりして欲しかった。何かちょっと「W杯予選である」と言う意識に欠けてた気がする。
もし次に出場する機会があったら、この日の反省を活かして頑張って欲しい。
■他の選手もコンディションが悪そうだった
香川も何度か「らしいプレイ」は見せてたし、簡単に当り負けしない身体の強さも所々で見せてた。でもやっぱりコンディションが悪そうだった。1タッチが流れて奪われてしまったり、シュートするシーンでは大体潰されてしまっている。
失点シーンでも元を辿ると、香川がゴール前でトラップをミスしてシュートできずに奪われた所から始まってる。もっと良い状態の時は1タッチで理想的な所に置ける選手だと思うんだけどなぁ。期待し過ぎだろうか。
まあそれ以上に周りが悪くて、香川が良い状態の時にパスが入らなかったって事もあるかな。
内田も酷かったなぁ。
ここの所、所属するシャルケでも使われてないから余計に顕著だったんだろうけど、試合終盤はもう動けてなかった。失点シーンで懸命に戻って守備はしていたけどね。
失点シーンで「死ぬ気でブロックすべき」とか「もっと懸命に守備しろ」とか書いてる記事やらブログやらがあったけど、あのシーンを良く見て欲しい。
内田が守備している時点で、2対1の状況になってる。結果シュートを決めた選手に当りに行くのが遅れたけど、もう一人の選手はキチンとケアできてる。正直あの位置で2対1になってる事がそもそもの問題でしょう。長谷部なり遠藤なり吉田なりが居て、2対2で対応しなきゃ。そこがズレたり人数が足りてない時点で、内田だけのせいにするのは無理があるよ。
それでもまあ、確かにコンディションが悪そうだったけどね。
終盤前がかりになって、2バック状態になった時は、カウンターを受けて裏に抜けられても戻る気なかったしね。眺めてただけだった。ああいうのちょっとなぁ。
ハーフナーも酷かった。
Jリーグに居る時もそこまでポストプレイが巧い選手じゃなかったけど、この日はハーフナーの所で全くボールが落ち着かなかった。と言うより1トラップ目を悉くミスしてた。
で、ハーフナーがそんな状態なので、中盤やDFラインから縦パスが入っても前線でタメができず、中盤から押し上げる事ができてなかった。
結局後半に李と交代するけど、終盤パワープレイしてたから、そう言う時にこそハーフナーが必要だったのでは。
途中出場した李はロングボール中心だったり、強引な攻めが多い展開で全く試合に入っていけず、守備でファールするばかりだった。
なので、この試合に関しては、李を先発で使って、終盤パワープレイや強引に攻める際にハーフナーを使うとした方が明らかに良かったと思う。
まあ、理想を言えば、この日勝ちたいなら使うべきだったのは李でもハーフナーでもなく前田だったと思うけどねｗ
■試合後の報道ほか
これを受けてスポニチさんでは「本田1トップ待望論」なんて書いちゃってるけどｗ
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2012/03/02/kiji/K20120302002743830.html
コンバートに支障なし 本田１トップのメリット
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2012/03/02/kiji/K20120302002741130.html
本田１トップ待望論出た！主力選手も得点力不足解消を期待
（「ある主力選手」って誰？ｗ）
もう大爆笑です。
もっと1トップでボールを納められるFWは居る（例えば前田とか）し、この日の流れではFWの起用順が逆だった。前半が李で終盤がハーフナーだったらもっと違った展開になったと思うよ。ザックがハーフナーのポストプレイに過剰期待していたんじゃないかと思われる。
本田を1トップなんかで使っても全然効果的じゃないよｗ
ボールは回せる様になるかもしれないけど、フィニッシュ時ゴール前に誰もいなくなっちゃうしね。脚の速い選手でもないし、裏に抜けるのが得意な訳じゃない。ただ「前線でのボールの収め所として起用する」と考えてるなら1トップじゃなくてトップ下で充分でしょ。
本田が上がり目でキープして、1トップで起用された選手が周囲で巧くボールに絡んだり、裏へ抜け出す動きすれば良い訳で。
この試合後のスカパーの討論番組「プロホガソン」でも「サポーターもマスコミも選手と一緒に成長しなきゃダメ」との論があったけど、全く同意。
特にマスコミが全然成長してないのは問題だと思う。
素人以下の記者が安易な記事を平然と書いて、それを載せて売っちゃってるのが問題だよね。もっとサッカーの本質を見れる記者が増えて欲しい。
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